名瀬で初出展販売
昨日、名瀬の奄美文化センターで『民謡・民舞「日本一」フェスティバル』が開催された。
国民文化祭の大きなイベントなので大勢のお客さんの来場が予想され、展示販売ブースには、大島紬の小物や奄美産の食品などがずらりと並んだ。
僕とペン画の伊藤さんもそこに出展した。 名瀬での展示販売は初めてだ。
僕はTシャツを、伊藤さんはカレンダーを、会議机2つ分のスペースに置いてお客さんを待った。
午前中は、出演者たちがブースを覗きにやってきて、午後からは観客たちがぞろぞろと・・・。
しかし、やってきた人たちは、ブースをちらちら見ながら文化センターにまっしぐら。
せっかくの舞台を見損こねるまいと入り口で列を作っていた。
開演2時間前には2つ折りの長い列になり、新たな来場者は、その列を見て慌てて並ぶので、会館ばかりがごった返して、広場のブースは閑古鳥が鳴く有り様。
いくらかお客さんはブースにも足を運んでくれたが、なかなか売りきれない。
隣りのテーブルでは、「栃木からやって来ましたー!」と元気なかけ声で次々に商品を売りさばいていた。
上手だな~と感心しながら、慣れない僕は座ったままでもじもじしてるだけ。
お隣の伊藤さんも同じく黙ったままで、国民文化祭のパンフレットなど読んでいる。
それでも、伊藤さんのカレンダーは、ペン画に関心を示した人たちが次々と買ってくれた。
伊藤さんを誘った責任を感じていた僕は少しほっとした。
Tシャツは、伊藤さんのお兄さんと彫刻の福田さんの知人が1枚ずつ買ってくれた。
暇だった僕は、商品の並べ方など勉強するつもりで他の出展者を見て回った。
参考になった点もあったが、総じてみんな暇そうだった。
お客さんが少ない。
すぐ目の前には列をなす大勢の人達がいるのに・・・並んでいる人たちの中には展示ブースを覗いてみたいと思っている人もいるだろうに・・・何というミスマッチ。
そういえば、3年ほど前に瀬戸内町の海の駅で出展したときも、豪華客船から降りた乗客たちがタラップを降りたところで待ち構える観光バスに次々と乗り込んで館内にはちらほらしか来客がなかった。
船を見に来た地元の人と、観光が終わった乗客たちが乗船するまでのわずかな時間にやって来ただけだった。
出展販売というのはなかなか難しいようだ。
ようだ・・・というのは、まだ実感するほどの感触がないからだ。
かすりもしない・・・という状態(笑)
2週間後にはまた出展の機会があるので、次は頑張ろう。
お客さんと直接会話できるのは貴重な体験だ。
こちらの思惑とお客さんの受け止め方との違いなども知ることができた。
すべて勉強だ。
コメント