記念誌が届いた
奄美のトラさん(花井氏)から挿絵を頼まれた記念誌の話をブログにアップしたその日
刷りあがった記念誌がレターパックで届いた。
以前大島高校がセンバツ出場した際に地元新聞に描いたイラストをアレンジして表紙をつくった。
花井さんは、この絵の雰囲気が気に入っているようで指定してこられた。
題字は、故藤山萬太氏の書を使用。
藤山さんについては、本誌の中でも追悼特集が組まれている。
(古仁屋高校、大島高校、奄美看護福祉専門学校の校長も勤められた)
記念誌は本文160ページでそれなりに厚みがある。
卒業生たちによる当時の思い出話が綴られている。
僕はそのうちのいくつかに挿絵を描いた。
戦時中や戦後まもない頃の学生時代の話は、初めて知ることが多くたいへん興味深かった。
たとえば空襲を避けて防空壕で卒業証書を受け取った話。
休日ごとに寮から自宅に戻り食料を持ち帰った話。
決して恵まれた環境ではなかった頃の大高水泳部の活躍の話。
男子校から男女共学になった頃の話。
藤山萬太氏の学生時代の話。
軟式から硬式に変わった頃の野球部の話。
などなど・・・。
寄稿文を読んで当時の状況を想像しながら挿絵を描いた。
奥付でカット絵を描いたとして人として紹介してくれているが、なぜか”漫画家”になっている。
新聞に風刺マンガを描いているからだろうか?
名刺には、ちゃんと”イラストレーター”と書いている。
とても小さな字だけど。
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