奄美のトラさんの家
地元新聞にコラムを載せている”奄美のトラさん”
奄美移住者への地元案内、講演、イベント参加、ラジオ深夜便のレポーター、「奄美」研究機関への協力、日本復帰運動の伝承・・・etc
奄美と本土のかけはしとして、実に様々な活動に取り組んでいる。
2度のイラスト依頼があった縁で初めて自宅へおじゃました。
名刺の住所には「奄美のトラさんの家」とカッコ付きで書かれている。
小宿の郵便局で待ち合わせて自宅まで誘導してもらった。
表札には本当に「奄美のトラさんの家」とある。
たぶん、郵便物などは”名瀬小宿 奄美のトラさんの家”届くのだろう。
まるで田舎のようなゆったりした庭にひろびろとした屋敷が建っている。
実に270坪あるという。
管理は大変だけど、広い庭は、奄美・移住希望者に”解放感のある暮らし”をイメージさせるのに効果的なのだという。
「土地の高い都会で窮屈に暮らすより奄美でゆったりした生活を送ったほうがいいよ」というわけだ。
今回僕が挿絵を描かせてもらったのは、安陵会創立60周年記念誌「嗚呼安陵」である。
コーヒーをいただきながら、ゲラ刷りを見せてもらった。
全国に散らばる安陵会のメンバーから寄せられた大高時代の思い出が綴られている。
戦時中や戦後間もない米軍統治下での体験談もあり、当時の様子に想像をめぐらせながらイラストを描く作業はけっこう楽しかった。
冊子の記念に”奄美のトラさん”にTシャツをプレゼントした。
新聞のコラム欄でよく見るあの似顔絵もつかって。
帰り際にすぐそこが海だと教えてもらったので行ってみることにした。
初めて見る小宿の海。
何げない風景も歴史を重ね合わせると興味深い話がいっぱいあるんだろうな。
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