「母さん、あの帽子、どうしたでせうね。
ええ、夏碓氷から霧積へ行くみちで、渓谷へ落としたあの麦わら帽子ですよ」
映画「人間の証明」で使われた西條八十の詩。
僕のお気に入りの麦わら帽子も飛ばされた。
先日散歩中、風が強いので用心していたが一瞬でばさっとと持っていかれた。
帽子は砂でせき止められて増水した集落の川に着地。
橋の下へ消えた。
それからは風の強い日は帽子を被らずに散歩している。
そして一週間後
200メートルほど離れた場所であの帽子を見つけた。
川水と海水に洗われてぐずぐず状態・・・すでにこと切れていた。
長く愛用していたので埋葬したい気分。(笑)
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