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2012年12月 7日 (金)

地震発生

茨城にいる娘から夕方携帯に電話があった。

電話に出るやいなや「地震、地震!」と緊張した声がする。

去年3月に発生した東日本大震災のときにも娘から電話があり、悲鳴まじりの実況を聞いたのだった。

かなり揺れているらしい。

テレビをつけると宮城沖で大きな地震が発生したとのニュースが流れていた。

津波の恐れがあるとのことで、アナウンサ―が緊迫した声で避難を呼びかけていた。

茨城は震度3~4だった。

落ち着いてきたので一旦電話を切った。

切る間際に「電話つながるかな?大丈夫よね?」と娘の心配そうな声が聞こえた。

東日本大震災のときには、長い間連絡がつかずお互いに不安な時間を過ごしたからだ。

「そうだ原発!」突然原発の安否が気になった。

調査委員会が活断層の危険性を指摘しても「大丈夫です」と独自の調査と判断を優先する電力会社。

最初から再稼働ありきのスタンスが感じられて何だか信用できない。

福島原発の事故で見せた東京電力の情報隠しと事故現場を放置して真っ先に職員を避難させようとした無責任な態度。

もし事故が発生しても正しく伝えてくれるか疑問だ。

Photo

去年は、放射能の安全性が確認できるまでとして娘を半年間休学させた。

しかし事態はあまり改善されていない。

さらに、これからまた大きな地震が発生して新たな原発事故が起こる可能性だってある。

心配しすぎて竦んでいても仕方がないので、とりあえず娘は復学し、息子も兄弟たちも東京に住み続けている。

無事を祈るしかない、本当に毎朝起きた時に祈るようになった。

そして、夜寝るときには携帯を枕元に置いている。

考えたくはないが、万が一最悪な事態が起きてもぎりぎりまでつながっていたいと思うからだ。

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