今日のマンガ(12月17日)
昨日の衆院選挙は大方の予想通り自民が勝利した。
毎週月曜日の南海日日新聞に掲載している風刺マンガに今回はそのことを描いた。
選挙中は、わずかでも特定の政党イメージを傷つけてはいけないと気を使ったが、今日掲載されるマンガは選挙後である。
最初は、投票所で乱立する政党に有権者が迷う・・・みたいな無難な案を考えたが、面白味に欠けると思った。
そこで第2案として、(まだ結果は出ていないが)自民党が圧勝し、安倍総裁が得意顔で勝利宣言をするものを考えた。
そっちの方がインパクトがあったので、(予想通り自民党が大勝すれば)これが掲載されることになった。
それがこれ。
<自民復活の日>
「JIMINTOU号」の帆には、安倍総裁が前内閣から掲げている「憲法改革」や「教育改革」などの公約がくっきりと表示されている。
憲法改正(第9条の廃止等)」、「集団的自衛権の行使」、「原発推進(核保有の可能性保持?)」・・・と悪い方に考えていくと、日本はこのまま戦争をする国に変わっていきそうで怖い。
よその国の覇権主義に巻き込まれなければ、そんなに酷いことにはならないとは思うが・・・。
絵の中で沈みかけている小舟も描いたが、第3局のこの乱立ぶりは、きっと自滅を招くと思って描いたものだ。
やっぱりその通りになった。離党者が続出した民主党と無節操に合流した第3局の政党が勝手にコケて自民党の独走を許した格好だ。
国民を幸せに導いてくれるのなら、どちらの政党が日本のかじ取りをしてもいいと思うが、できればもう少し拮抗したカタチが望ましかった。
何でもかんでも強引に決められる巨大政党になった自公連立政権を用心深く見守りたい。
そして民主党に代わって風刺の矢面にも立ってもらう。
再び、言論の自由が剥奪される日が来なければ。
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