諸鈍シバヤ見物
10月23日(旧暦9月9日)に諸鈍シバヤを見てきました。
今回は、商工会が主催する「あっぽでぃ」のツアーに乗っかっての見物です。
大屯(オオチョン)神社の境内で、土俵を挟んで正面から間近に見ることができました。
これまで、遠く人ごみの隙間から見たり、境内脇の木の上から見たりできちんと声を聞き取ることができませんでしたが、今回は、サンバトの演目の紹介をきちんと聞くことができました。
シバヤを主催する諸鈍集落の相撲などの行事も一緒に行われました。
少年たちの相撲が行われている間に、シバヤ人衆(ニンジョ)の禊(みそぎ)となる「シュンハナツカイ」が行われました。
司会の案内で、現場を見るために集団に付いて海岸に降りていきました。
シバヤ人衆は一度も立ち止まることなく、そのまま波打ち際まで歩いていき、一列に並んだかと思うやおもむろに海水に手を浸して飛沫を頭に振りかけました。
2、3度そうした後、また元の道を引き返して神社に戻っていきました。
海に向かって何か祝詞のようなものが唱えられたり、号令がかけられたり、柏手が打たれたり・・・とか、そういったものは一切なく、しごくあっさりと終了しました。
勝手に何か儀式めいたものをイメージしていたので、ちょっと拍子抜けしました。
これからいよいよ国指定重要無形民族文化財「諸鈍シバヤ」の始まりです。
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