奄美市を通って
11月1日に奄美市名瀬へ行った。豪雨の後初めてだった。
国道が途中で寸断されているので、少し遠回りになった。
被害が大きかった奄美市住用にさしかかると道路わきに土砂を掻きだした後が残っており、この先で豪雨の傷あとを目撃するかもと少し緊張した。
テレビで何度も映像が流れた役場の前を通ると、水浸しになった備品や書類が建物の前にずらりと並べられていた。路地の奥には家具や畳が山のように積まれている。
家を出たときには災害の後の様子を写真に撮ろうかと思っていたが、いざそこへ行くと被害者の辛さを思いとてもカメラを向ける気にならなかった。
城(ぐすく)のトンネルにはまだ水が流れていた。この勾配の急な道を通って大量の土砂が下の民家にどっと流れたのだろう。
そして途中何カ所も通行規制していた。名瀬から龍郷に向かう道では道路が半分陥没していた。
報道で分かってはいたが、あらためて被害が現実のものであったことを強く認識した。
一日も早い復旧と被害に遭った人たちの回復を祈りたい。
僕の住んでいる瀬戸内町ではほとんど被害が出なかった。
でも僕の家は道路よりも下にあり、前に海、後ろに川がある。ひとたび水が出れば水没間違いなしの環境なので、報道を見て心配した知人からたくさんのお見舞いの電話やメールをもらった。
人の思いやりに感謝。
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