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2014年12月の7件の記事

2014年12月25日 (木)

久しぶりのアイロンプリント

平面彫りの福田さんの家で作品を見せてもらった折に「これシャツにプリントしたいな」と思ったものがあった。

人生の悲しみ、苦しみ、喜び・・・そういった諸々すべてを包み込み静謐で慈愛に満ちているような女性の表情に魅かれたのだ。

これは周りが黒地でないとだめだなと思い、(いつもの昇華プリントは白系にしかプリントできないので)アイロンプリントで作ることにした。

アイロンプリントは一種のシールなので、大きなプリントではシャツの目をふさいでしまう。

通気性が悪くなって夏はけっこう蒸れるのだ。

それで周辺をカットして女性の顔だけをプリントすることにした。

しかし、久しぶりだったので、アイロンプリントの温度設定やプレス時間が曖昧で、適当にやってみたら失敗してしまった。

そういえば昇華プリントを始めたときもけっこう失敗したなぁ・・・。

過去のメモとか見ながらもう一度挑戦。

今度はアイロンの当て紙をはがすのが早すぎて端が少し剥がれてしまった。

でも、まあ自分で着る分には良しとしよう。

それにしても色々忘れてあやふやになっていることが多くなってきた。

歳とってくると「記憶」よりも「記録」が大事なんだな。

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2014年12月24日 (水)

冬至の南瓜料理

一昨日は一年で最も日の短い「冬至」だった。

冬至を境に日がのびていく(太陽の出番が長くなる)。 陰から陽へ”運気が上向いていく”という意味で縁起が良いとされているようだ。

「一陽来福」・・・これから良いことがたくさんありますように。

ところで、冬至には南瓜を食べることになっているらしい。

娘が準備した夕食は南瓜づくしだった。

南瓜の煮物と南瓜のニョッキ

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今回初めて九重栗かぼちゃも食べた。

デザートは、南瓜もち。

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こんだけ食べれば風邪もひかないですむ!?

2014年12月20日 (土)

自家製カレンダー

薄い板に立体的な彫り物をする、いわゆるレリーフ、ご本人は”平面彫り”という表現で作品づくりをしている福田さんのためにカレンダーを作ってプレゼントした。

同氏の作品を写真に収めたものを表紙を含めて13枚使ってポストカードサイズのカレンダーに仕立てたものだ。

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福田さんの作品がどれも素晴らしいので予想以上に良い出来になった。

本人もとても喜んでくれて追加で作ってほしいと頼まれた。

複数口だったので今度は代金をいただいて制作した。

そうすると今度は自分の分も欲しくなって

ケンムンのイラストだけを集めた「ケンムンカレンダー」を作ってみた。

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自分だけのオリジナルカレンダーだ。

もっと工夫していけば来年は販売用のカレンダーも作れるかな?

2014年12月19日 (金)

「和風茶屋こっち」でランチ

12月5日のこと。

展示会の打合せの帰りに龍郷町にある「和風茶屋こっち」でランチを食べた。

金曜日~月曜日の週に4日限定でお店をやっている。

すでに2時を回っている時間帯だった。

中に入ると女性客ばかり数組がテーブルに座っていた。

僕らは座敷中央の大きな囲炉裏の前に陣取った。

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ちょうど今日から囲炉裏に火を入れたばかりだという。

一緒に行った源五郎さんは「花かご」を、僕は「飛び魚のハンバーグ」を注文した。

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アサリの味噌汁が優しく美味しい。

ハンバーグは肉ではなく魚を使っているのでソフトな食味だが、丁寧に調理されていてとても食べやすい。

どちらかと言うとがっつり食べたい男性よりも一つひとつをしっかり味わいたい女性向きかもしれない。

内装は店主の強いこだわりを感じる。

龍郷町役場の三叉路を西郷南洲謫居跡方面に向かってしばらく走ると道沿いに看板が出ている。

そこを折れて一番奥あたりまで進んだ場所に「こっち」がある。

こんな所に・・・と意外な感じがするほど(住民の皆さんごめんなさい)洒落た雰囲気だ。

お奨めの隠れ家だ。

鉛筆画の展示会その

12月5日のこと。

来春田中一村記念美術館の企画展示室で作品展示をする件で、水彩イラストの源五郎さんと一緒に学芸員の花山さんを訪ねた。

その際に画家木下晋(きのしたすすむ)さんの鉛筆画の作品展があることを教えてもらった。

本当に鉛筆で描いたのか?と疑いたくなるようなリアルな人物画などを描かれている。

(作品集ではハンセン病患者の顔を冷静に描写していた)

今回の作品展では同氏の絵本の原画を展示するとのこと。

これはぜひとも見に行かねば。

展示会の案内

それにしても

こんなすごい人のすぐ後の展示でなくて良かった(笑)

最後の「ホライゾン」

”奄美の情熱情報誌”と銘打って1995年から足かけ20年にわたって美しい写真とともに島の魅力伝え続けてきた「ホライゾン」が今号(40号)をもって休刊するとのこと。

僕は33号の妖怪特集から記事の挿絵を描かせてもらっていた。

そして40号では、娘も民話特集の挿絵で最初で最後のホライゾンデビューをした。

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僕らにとっては初めて親子で掲載された記念樹となった。

編集長の濱田さんに励まされながら挿絵を描いてきたこれまでのことを思い、何かお礼をしようと、ホライゾンの1~40号の表紙をTシャツに仕立ててプレゼントした。

期待以上に喜んでくれた様子で直ぐにお礼のメールが届いた。

(ブログでも紹介してくれた)

ホライゾン日記

最後の「ホライゾン」じっくり読ませてもらってます。

2014年12月 4日 (木)

「うみまる」奄美バージョン

海上保安庁のマスコットキャラクター「うみまる・う-みん」の奄美バージョンの公募に応募したら運よく採用されて、11月26日に奄美海上保安署で表彰を受けた。

12月9日には、古仁屋海上保安署から記念の盾をいただいた。

海上保安庁らしく中央に羅針盤がデザインされた格好いいデザインだ。

うみまる・うーみんのご当地バージョンは全国に70ほどあるらしい。

僕のデザインでは、うみまるには紬のハンチング帽、うーみんには「島育ち」の歌詞から黒髪をつけたが、(修正された)正規版では外されている。

細かいところがいくつか違っているし、著作権の関係でブログ等でイラストを紹介することもできない。

新聞やテレビで紹介されたので、ときどき「海上保安署の・・・おめでとう」とお祝いの言葉をかけてもらうことがある。

「どんなの?」と聞かれると少し返事に困る。

「素案として」という微妙な採用だったので、胸を張って自分のデザインだと言えない感じだ。

でも、奄美バージョンの誕生にかかわることができたのは確か。

それは誇りにしたい。

奄美バージョンのうみまる・うーみんは、奄美海上保安部のホームページで紹介されている。

「うみまる・うーみん」奄美バージョン