みじめな都知事の退任
24日に東京都の猪瀬知事が退任した。
テレビでは歴代の知事の退任式と比較される形で映し出され、オリンピック招致の英雄から一転、追われるように去っていく惨めな姿が際だっていた。
献金問題については、限りなくブラックに近いグレーとはいえ、まだ審判の途中である。
形ばかりの最後の挨拶を交わすことすら拒否した自民党の狭量にはやるせない思いがした。
党は自らの正義感やクリーンさをアピールする狙いがあったかどうか分からないが、おそらく多くの国民には逆効果だったと思う。
できるだけかかわりたくない人がほとんどの中で、きちんと玄関先まで送りだした数十人の職員がいてくれたことが救いだった。
背任の罪は罪だが、これまで都や日本のために多くの功績を積み上げてきた実績がある。難関の道路公団民営化やオリンピック招致も成し遂げた。
少しくらい(退任に対して)残念な気持ちを滲ませてもいいんじゃないか・・・と。
徳洲会の献金問題は、猪瀬知事ばかりがクローズアップされてしまったが、
おそらく氷山の一角のはず。
その他の面々のスケープゴートにされては可哀そうな気がする。
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