ムンユスイの画家
妖怪イラスト展を一緒にした蘇祢さんと一緒に嘉徳に行ってきた。
「嘉徳の画家に会いに行くんだけど一緒に行く?」と誘われて、付いてきたのだった。
峠の国道から集落に下りる狭い道路で何度か工事トラックと出くわした。
雨で何度も崩落を起こしているこの道は間断ない手当が必要なようだ。
約束の時間までまだ少し時間があったので浜に下りることにした。
海は少し荒れ気味だったが、サーファーにとっては「良い天気」なのだろう。
しばらく浜で時間を過ごしてから10時に工房「ムンユスイ」へ向かった。
そこは元嘉徳小学校の跡地。
教室が3つしかない、小さな集落の小さな学校。
画家の堀晃(ほり ひかる)さんのアトリエは教室2個分のスペースだった。
残り1つの教室はギャラリーとなっていて、絵画や写真が飾られていた。
アトリエに上がり1時間ほど邪魔?をした。
堀さんと奥さんには実は何年か前に奄美パークの展示会のときにお会いして少し話をさせてもらったことがあったが、そのときの印象とは少し違っていた。
堀さんと交友のあるアーティストに呼び掛けて、今夏、「カトク芸術豊年祭」を開催することを聞いた。
絵画・造形・写真が展示される予定だが、何か異質なものも欲しいと、僕も漫画を出展するよう勧められた。
堀さんに上手に唆されて(笑)、結局蘇祢さんと一緒に祭りに参加することになった。
堀さんは、イラストレーターとしての道を模索している僕のことを本気で気にかけてくれているように感じた。
堀さんの息子さんもイラストレーターだとか。
「寝る間を惜しんで一生懸命がんばらないと生活できないんだよな」とも。
行けるところまで頑張ろう。
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