カニ釣りの思い出
夜遅く家の庭にカニが出た。
甲羅だけで10センチはある大きなカニだ。
とりあえず写真を何枚か撮って、つかまえようとして失敗し逃げられてしまった。
幼い頃にこんなカニを釣って遊んでいた記憶がある。
請阿室の田んぼの側を流れる小さな川だった。
3~5歳くらいだったろう。
飼っていた豚の餌にする生芋のかけらを紐で結びカニの目のまえに垂らすのだ。
するとカニはツメで餌(生芋)をとらえる。
ここで竿をあげるとカニはツメを放して逃げてしまう。
しばらくじっとしていると今度はもう片方のツメで紐を挟む。
両方のツメがかったところで竿を引き揚げるとカニはパニックって?ツメを放すことができずに易々と捕らえることができるのだ。
小さなおもちゃのバケツに入れて持ち帰っていたが、あるとき、おそらく今夜見たくらいの大きなカニを釣りあげた。
すると「ガササ・・・」とバケツを駆け上がって逃げようとする。
バケツを激しくゆさぶってカニを底に落とすと、またすぐにガサガサ・・・と上ってくる。
カニの形相が恐ろしく見えたのだろう、恐怖のあまり泣きながら、しかしバケツを激しく揺さぶりながら必死の思いで家まで帰ったことがあった。
そんなことを想い出した。
今も同じ要領で釣れるのだろうか?
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