奄美の真珠のお話(Ⅳ)
昔つくった養殖真珠の説明パネルの続き。
マベは貝殻に真珠できるので、真珠を取り出すときにはどうしても貝を剥かなければならない。いわば命と引き替えに真珠を生み出している。
養殖場の裏手には、剥いた貝たちを供養するための塔が建てられている。
年明けの初日は、全員がこの供養塔に日ごろの感謝の気持ちと、その年の豊作の祈りを捧げている。
前のブログでも書いたが、この「AMAMI GOLD」のブランドは、過去の会社のブランド名で、現在は奄美サウスシー&マベパールの「奄美の輝き」に変わっている。
当時は、大事に育てている真珠貝を捕食される被害が絶えず、特別なチームが組まれたほどだ。
今はどんな状況なのだろうか?
台風シーズンになると、大島海峡はタンカーなど大型船の避難港として利用されている。
養殖筏のすぐそばに停泊する船にはやきもきしながら見守っていた。
激しい揺れは貝にとっても悪い影響があるだろうと思うが、一方で、台風が通過することによって海水が撹拌され、水温の上昇を抑えられるというメリットもある。
真珠ができるまでに5~6年は長いよね。
奄美の真珠展見に行きました?
次は、5月11日~12日の3日間、名瀬の奄美観光ホテルで開催されるそうです。
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