「顔」が面白い
にがお絵を描くために
絵の技術的なことはもちろんだが、「顔」について書かれた雑学的な本も読んでいる。
主に人相学の類だが、学術的なものもある。
「顔」は生物にとってどんな意味をもつのか?といったようなことを真面目に研究している。
人間にとって「顔」は、人体の中で一番気にしている部分だと言える。
人間が顔を認識できる能力はかなり高いレベルらしい。
だから、家族や友達や職場の同僚、近所の人、テレビで見る有名人・・・と、膨大な人の顔を認識できるとのこと。
「日本顔学会」なるものもあるようだ。
その中で特に面白いと思ったのは、「顔の進化論」というもの。
植物とは違い、外部から栄養素を取り入れる必要のある動物は、効率よく餌をとるために「顔」ができていったというもの。
最初に出来た器官が餌をとるための「口」で、それは他の生物との競争に勝つために進行方向に移動し、そこにやがて早く餌を見つけるための目や鼻や耳ができていった・・・ということらしい。
そして社会の中で他の集団と共存する人間は、コミュニケーションのためにとても複雑な「顔の表情」を身に付けた。
たとえば「眉」があるのも人間だけで、これを自在に動かすことによって他の動物では表現できない感情を表すことが可能だという。
・・・という感じでなかなか興味深い。
こういう知識が似顔絵を描くときの何の役に立つか分からないが・・・(;一_一)
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