真夜中の化粧
30日の朝8時に転勤される小学校の校長先生の見送りがあった。
以前のように朝起きれない女房はプレッシャーを感じ、目覚ましをセットして早目に床に就いた。
僕はいつものように深夜遅くまで絵を描いて朝の3時くらいにふらふらと床にもぐった。
入れ替わりに女房がむくりと起き上がりベッドを降りていった。
てっきりトイレだろうと思って、そのまま眠りに落ちて・・・。
しばらくしてからふと目覚めたときに女房がベッドに戻っていないことに気づいた。
もしや、トイレで倒れているのでは?と思い、慌てて様子を見にいくと
下の洗面室から明りが洩れている。
不審に思ってのぞいてみると、
女房が鏡の前でしっかりと化粧していた。
まだ朝の4時前である。
女房はてっきり6時半にセットした目覚ましが鳴って僕がそれを止めたと勘違いしたようだ。
思いこんでいるから時計を見ても気づかない。(うす暗いところで見たせいか?)
無事に6時過ぎに起きることが出来た(と思っている)女房は、「よく起きた、グッジョブ!」と意気揚々と出かける支度をしていたのだ。
まだ夜が明けていないと知った女房は、「ああ、どうしよう目が覚めちゃった・・・」とショックを受けながらも、再びパジャマに着替え化粧はそのままでベッドにもぐった。
その後、7時前に目覚めて無事に校長先生の見送りを済ませた女房は、帰ってから爆睡した。
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