妖怪たちの引き揚げ
昨日の夜
サンドイッチ・カフェの妖怪イラストを撤収するために名瀬へ行った。
7時過ぎにお店に行くと昼間に仕事で会ったTさんが見に来られていた。
最後の展示ということでわざわざ足を運んでくれたようだ。
「見たいんだけどなかなか行く機会がなくて」という昼間のTさんの言葉を単なる社交辞令だと受け止めていた。
ホントに来てくれたとは・・・ありがとうございます。
蘇祢さんはすでに到着しており、コーヒーを飲みながら待機していた。
7時半に福田さんがやってきて、先ずは次回のミニミニギャラリー展の打ち合わせをした。
9日から瀬戸内町の図書館2階で福田さんの平面彫りの作品を展示する予定だ。
薄い板に立体的に絵を彫り込んだ3Dの絵画のような作品だ。
サンドイッチ・カフェでの定例展示の後、「住用の園」でも展示していた。
その不思議な立体感に思わず触れてみたくなるが・・・
実は、福田さんの平面彫りは触れてOKの作品なのだ。
普通の展示品ではありえない。
瀬戸内町の人はほとんどの人が見たことがないと思う。
この機会にぜひ見て、触れてほしい。
コーヒーを飲んだ後、展示していたイラストを一気に片付けた。
奄美の妖怪たちで賑やか?だった壁は急に静かになった。
次にこの店の壁を埋めるのはどんな作品なんだろう?
「あ」~「ん」の妖怪かるたを入れ替えるため何度も通っているうちに、僕はすっかりこの店が気に入ってしまった。
一杯170円のコーヒーと軽食からデザートまで種類が豊富なサンドイッチが魅力で、男女を問わず幅広い年齢層に支持されているようだ。
帰り際にオーナーからお土産にと紙袋を渡された。
古仁屋への帰り道に車の中にコーヒーの良い匂いが漂って、その袋の中身が挽きたてのコーヒーだと分かった。サンドイッチもいくつか入っていた。
遊びのような僕のイラストを1か月近くも店に展示してくれたのだからお礼をしなければならないのは僕の方だ。あべこべである。
ほんとに、幾つになっても「借り」ばかりできていく。
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